歯科衛生士として成長したと思うとき

歯科衛生士を志したのは高校生の頃、「きみは向いているから、資格を取ってみたら?」と知り合いの歯科医に言われたことがきっかけでした。「むし歯になったら、歯を削って詰めものをする、これを繰り返していては、どんどん健康な歯が無くなっていくのではないか、歳をとったら歯が弱くなるのは当たり前なのか、入れ歯は避けられないものなのか」と若い頃から疑問に思っていました。その後専門学校の課程で、むし歯や歯周病は予防できると知り、予防型歯科医院で仕事がしたいと思いました。専門学校を卒業してすぐに結婚、出産。子育てと夫の転勤先に合わせて非常勤で働きました。幸いどこへ引っ越しても歯科衛生士の求人はあったのですが、夫が海外赴任となり、長く職を離れることになりました。一度現場を離れると、知識・スキル・体力面や若い歯科衛生士とのコミュニケーションの点で復帰が怖いのです。そんな折、今の医院とめぐり逢い、長年の夢だった予防型歯科医院勤務が実現しました。いろんな医院での学びや子育て、海外経験によって視野が広がり、多様な価値観を受け入れられるようになりました。現在、小児や高齢者、外国人の患者さんの対応に活かしています。

当院の診療の特徴と私の役割

「人生100年時代」を迎える今、8020に変わる、「KEEP28」という新たなスローガンを掲げています。
入れ歯が当たり前ではなく、全ての歯を健康な状態で維持し、自分の歯でおいしく食べられる人を多く作りたいんです。生きがいを持った健康な高齢者が生涯現役を果たせば、医療費の削減もできます。その為に、患者さんのお話をよくお聴きし、歯を守りたいという潜在的欲求を引き出すことを意識しています。

患者への「診療情報」の媒体(クラウドサービスなど)や説明とその患者理解

ビデオや冊子で診療のご案内をし、予防歯科のシステム「メディカルトリートメントモデル」を説明します。
初診時や治療後の再評価時、メインテナンス中(3年ごと)にお口全体のレントゲン10枚法と咬翼法、口腔内写真14枚を撮影します。唾液検査を実施し、むし歯のリスク評価、歯周病のリスク評価を行い、デンタルXのレーダーチャートやカリオグラム、OHI-Sを用いて、その方のむし歯や歯周病の原因を説明し、予防策を提案します。さらに、患者さんの予防の知識を高めるためにアニメーションソフトのデンタルカルチャーとメドバイザーを用いて視覚的に説明します。チェアーサイドだけではお伝えしきれない部分は、患者さん向けセミナーでお話しています。
科学的根拠に基づく治療やメインテナンスを行い、規格性のある診療情報をクラウドサービスを使って提供することで、患者さんが口腔の健康の価値を理解してくださり、ホームケアのモチベーションへつながっていると感じます。

これからの歯科衛生士の働き方

歯科衛生士の多くは女性ですが、女性は結婚、出産、育児、介護など、生活環境が大きく変化し、高い離職率の原因ともなっています。しかし、その多様な経験を通じて得られた知恵がその人の人間性を向上させ、患者さんとの関わりの中でプラスに転ずることもできると思います。それぞれのライフスタイルに配慮しつつ仕事にやりがいを感じられる医院の体制をこれからの若い歯科衛生士たちと作っていきたいと思います。

行ってよかったセミナー

  • オーラルフィジシャン歯科衛生士・アドバンスセミナー
  • オーラルフィジシャン育成セミナー

好きなケアグッズ

  • オーラルケア ライカブル フロアフロス
  • DENT EX 歯間ブラシ
  • クロスフィールド ガムチャックス TePeコンパクトタフト
  • サンスター GUMPLAY