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【レポート】富士通クラウドサービス説明会【1月27日開催】

富士通株式会社 汐留オフィス(汐留シティセンター)24F 大会議室

クラウド説明会について

去る1月27日、東京都港区の富士通株式会社 汐留オフィス(汐留シティセンター)にて富士通クラウドサービスの説明会を開催しました。
歯科27医院からは61名、富士通をはじめ参加企業からは約20名の総勢約81名にご参加いただきました。
本説明会は、単なる商品説明会に留まらず、予防歯科の価値を追求してどのように社会に広めていくかのアプローチを歯科と企業で考える会の様相も呈した内容でした。

Photo Report

コミュニケーションギア及びクラウドサービスについて

伊藤日出男(クレセル株式会社)

本日の講師・講演の概要の紹介に続き、クラウドサービスの周知・広報のために開設されておりますホームページ「Communication Gear」でご紹介しております歯科医院の掲載基準の変更と、掲載基準についての追加項目などについてのご説明をいたしました。

クラウドサービスの活用について(医科歯科連携への取り組み)

齋藤正寛 教授(東北大学大学院歯学研究科)

齋藤正寛教授は東北大学大学院歯学研究科において、う蝕や歯周病・マルファン症候群をはじめとする難病の口腔ケアパッケージ・予防歯科などについて研究をされています。 予防歯科を研究している中から、日吉歯科診療所の熊谷崇先生との関わりがあり、またITやクラウドを利用した予防・予測への研究から、富士通のシステムを利用し、スマート歯ブラシ「GUM PLAY」と連携しているクラウドサービスへのご評価をいただきました。 今後このシステムが、教授が研究している、口腔・また口腔内細菌叢からの全身疾患の予測や、メタゲノム解析、難病の口腔ケアパッケージなどへとの連携の期待についてもお話いただきました。

新規導入医院へのご説明 ~なぜクラウドなのか~

晝間康明 先生(OPひるま歯科 矯正歯科)

プレOP東京の講師として後進の育成にも携わっている晝間先生に、標題についてご登壇いただきました。晝間先生はクラウドサービスが開始した2017年4月1日当初より、当サービスをご利用いただいており、日頃から歯科とITの融合化による、患者利益追求のための実践を繰り返されております。

まず、自院での具体的な利活用・サービス提供の周知の仕方などについて話されました。 次に、クラウドサービス導入の目的・メリットとして、

  • 医院で使用していたデータを常に患者が触れられることで新たな価値の創造
  • 情報を公開することで自浄作用が働き社会的な信用度へのつながり
  • 使用端末にデータが保存されていなくてもクラウドにアクセスすればいつでも閲覧可能
  • アプリケーションが必要ない(ブラウザがあれば良い)

こと等を挙げ、一方でデータ入力の煩雑さや分析が出来ない点を指摘されていました。

後半では富士通クラウドを起点とした企業連携が、患者とOP歯科の習慣になることで、本来あるべき歯科医療の姿に近づくと結んでおりました。

富士通の取組について

2019年度の活動・方針

口腔の健康モデルの仕組み作り、新たな事例作り、発信を強化いたします。

特に以下4点の取り組みを行う予定です。

  • 歯科クラウドサービスの提供サービスの改善・拡充
  • 当社従業員、健保組合等と連携した社内実践の実施(データ収集等)
  • 予防歯科の啓発・啓蒙活動(大学等にて開催、当社健康管理室との連携)
  • 価値を共にする連携企業様との新たなサービス開発、提供(予定)

このような活動、連携の強化を行い、Communication Gearにて、活動の価値を発信いたします。

予防歯科の本質を理解しKEEP28の実現を目指し、ステークホルダーと共に仕組みを作ることが富士通の役割と考えております。

歯科医院向けクラウドサービスの「歯の健康ファイル」のテンプレートの提供、軽微改修の実施

クラウドサービスの利用時に、患者様向けに「歯の健康ファイル」をご提供しておりますが、MTMに即したテンプレートの資料、イラスト集等を準備いたしました。

ご希望される医院には、配布予定でございます。(配布に際しては、利用目的、範囲等制約を設けさせて頂きます。)

また、システムの機能面においては、ご要望の中から、汎用的なもの、かつ、優先的に対応可能なものとして、利用者登録(パスワード設定時の表示)、ファイル一覧の検索の機能を改善しご提供いたします。

更にクラウドサービスの次プロジェクトに向けた仕組み作りについて、畑先生、晝間先生と連携し、グランドデザインを作成し、2019年6月を目処にOP医院お集まりいただいて、議論の場を作りたいと考えております。

クラウドサービスの利用に伴うご説明

クラウドサービスの開始、運用にあたり開発ベンダーの富士通、サービス提供者の歯科医院、サービス利用者の患者の三者の間にあるITリテラシーや歯科治療への理解、情報の格差を埋めるべく様々なサポートを実施している事を今までの実績を元に体系的に発表いたしました。

特に新規に富士通予防歯科クラウドサービスサービスを検討している歯科医院へ向けて、サービス開始前からクレセルのサポートが開始され運用が開始されても安定した情報共有や効果的な活用を支援している事など、クラウドサービスそのものにフォーカスを当てた説明を行いました。

発表終了後には個別の質疑応答を行い、希望の歯科医院にはメールや電話などで継続したアシストを行います。

支援企業挨拶【2019】

株式会社湖池屋 ダイレクトマーケティング部
青島 健二様

新年明けましておめでとうございます。
新たな年のスタートにあたり、皆様にご挨拶をさせていただきます。
「人生100年時代」というキーワードがマスメディアを中心に多く取り上げられるようになりました。政府では「人生100年時代構想会議」が既に計9回実施され、「人づくり革命」というプロジェクトも推進されているようです。各企業もそれに向けた商品・サービスを本格的に作り始め、「100歳までどのうように生きるか」を真剣に考え、「治療から予防へ」シフトされる方々が、いよいよ増えていくと実感しています。弊社はお菓子メーカーとして日本人の口腔の健康の実態や、誤った知識の蔓延を喫緊の「社会的課題」として提議しながら、口腔の健康を維持する本当の価値やベネフィットを市場に伝えていくために「コミュニケーションをデザインしていく」ことを新たなミッションとします。


サンスター株式会社
松富 信治様

新年、明けましておめでとうございます。昨年はお世話になり、ありがとうございました。
昨年は、富士通様の歯科医院向けクラウドサービスに、弊社IOTスマートブラシG・U・M PLAYを連携させて頂く事ができました。人生100年時代と言われる中、患者様が一生、自分の歯で過ごして頂く事の重要性やその為には歯科医師による定期的なプロフェッショナルケアと毎日のホームケアによる予防歯科行動が非常に大切な事は、歯科プロフェショナルの方々には釈迦に説法ですが、一般の方には、まだまだ理解されているとはいえません。また、歯科衛生士の方々が患者様に歯みがきの方法を教えられた通り、患者様がご自宅で実践されるのは簡単ではありません。そんな課題を患者様が次回、来院までの間、ご家庭できちんと歯磨きをされているか?がご確認頂ける当システムで、解決し、患者様のお口の健康に貢献できればと考えております。本年も引き続き、宜しくお願い致します。


全日空商事株式会社 生活製品資材事業部長
渡邉 信也様

年頭に当たりまして、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

ANAグループでは、『従業員の健康増進』を重要な経営のテーマと捉え、健康管理体制の構築や疾病予防対策の強化に取り組んでおります。
中でも、生活習慣病として関心の高い『喫煙リスク』『メタボリスク』の抑制については、健保組合が先頭となって様々な予防施策を展開し、従業員をサポートしています。
一方歯科分野では、健保機関誌を通じた歯周病に関する情報発信や、『goodbye perio project』のご協力による予防歯科啓発イベントを、ANAグループ社員及び家族が参加する催事において実施するなど、まだまだスタートラインに立ったところでございます。

本年も引き続きANAグループ内で予防歯科の重要性を啓発し続け、その理解がグループ社員と家族を通じて更に多くの生活者へ波及していくことを願い、微力ながら推進の一助となれば幸いです。

今後ともANAグループ及び除菌消臭剤『A2Care』を宜しくお願い申し上げます。


富士通株式会社 第二ヘルスケアソリューション事業本部
ビジネス戦略統括部 新ビジネス推進室
室長代理 武久 文之様

新年明けましておめでとうございます。本年も変わらず宜しくお願いします。
終わり無き“口腔道”と出会い丸4年。昨年春には関西大学での高槻市民向け予防歯科セミナーの開催や、有楽町国際フォーラムで開催した富士通フォーラムでの基調講演、秋には富士通新潟での社員総会、冬には法政大学での市民向け予防歯科セミナーなど、市民・学生、社員にこの“道”の価値や善を発信する機会作りに熊谷先生、関係の先生方のご支援を頂きながら共に取り組ませて頂いた一年となりました。その結果、社外だけではなく社内においても経営層や、健康管理部門、そしてあらゆる部門の方々から広く活動全体に対する認知・賛同を得ることにも繋がりました。常に新たな発見や出会いがある一方、勿論、そこには苦行もあります。だからこそ、この道に魅了され続けています。
皆様と同様“終わり無き修行”にチャレンジする過程を通じ、多くの気付きや学びを得ることが出来たことに関係者一同、大変感謝しています。そんな私たちも今年は開業5年目。もの作りの面においても、皆様に、そして広く市民にとってより価値の高いものへと新化させるべく取り組みます。
どんな道にも決して終わりはありません。
個人として、組織として、また、より大きな力や仲間を集めながら“究める努力”をし続ける新たな一年にする思いです。

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