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KEEP28

全ての歯を守ろう、そして健康社会に。

むし歯や歯周病の原因菌によって心臓病や糖尿病などにも影響を及ぼすことが、最近の研究で明らかになってきました。そのため予防歯科は口内の健康に効果的なばかりではなく、全身の病気の予防につながることが注目されています。

予防歯科が普及傾向にある現在、企業では健康経営という考え方がクローズアップされています。健康経営とは、社員の健康向上による組織の活性化、業績の向上、最終的には雇用の安定を見込んだ取り組みです。経済産業省もこの取り組みに力を入れている企業を『健康経営銘柄』として選出しています。

企業もCHO(Chief Health Officer/健康管理最高責任者)などを設けて、社員への定期健康診断の実施や健康セミナーへの参加、フィットネスジムへの加入を福利厚生の一環として支援し始めています。そして着目すべきは、歯科メインテナンスに健康助成金制度などを取り入れる企業が現れてきたことです。このことは、歯科と全身の健康は切り離せないことに、社会全体が気づき始めた前兆と言っていいでしょう。

予防歯科への関心の高まりに反して、企業側からは、「社員に歯科メインテナンスの受診を奨励したのですが、予防をしっかりと行ってくれる歯科医院を見つけられない」という声もあります。働く人からも、「転勤してきたけれど、歯科医院が多すぎてどこに行ったら良いものか?」などと思案していると聞き及びます。

こういった生活者と歯科医院のギャップを埋めるために、本ウェブサイトでは、標準的予防歯科の基準を提示し、診療情報を患者さん目線で提供することができる歯科医院を選出しています。

口内の健康のための社会的連携は、企業が加わることでより密になり、生活者の健康増進はこれまで以上に促進されていきます。生活者がメインテナンスを受診するための情報環境とインフラ整備に、各ステークホルダーがより積極的に参画するための受け皿として、有意な歯科医師のネットワークの場として、本サイトは構築されました。

ネットワーク

生活する人のQOLを上げる歯車となる

マスメディアにも取り上げられる機会の多い山形県酒田市の日吉歯科診療所には、約3万人の診療情報を保管した土蔵があります。この土蔵の存在が、日吉歯科診療所の「酒田市民の口腔の健康状態を世界一にすること」という夢のような理念を現実のものとした原動力です。

土蔵の診療情報データに教示されたことを学び、多くの歯科医師が予防型歯科医院を志して、各地域で口腔の健康を守り育てています。予防型歯科医院の品質を担保しているのは、患者さんの診療情報に他なりません。その診療情報とは、カルテ、むし歯・歯周病リスクの各種検査記録、規格性のあるレントゲン写真、口腔内写真などの記録です。

日吉歯科診療所が価値の高い予防型歯科医院となり得たのも、診療情報を保管してきた土蔵の存在が、実際的で根拠のある診療情報を生みだし、患者さんと共有してきたからに他なりません。

『コミュニケーション・ギア』では、診療情報をエビデンスとして臨床に生かし、患者さんと共有する予防型歯科医院をネットワークしています。

日吉歯科診療所の土蔵(カルテ庫)は、予防型歯科医院の原点

本ウェブサイトは企業と連携して予防歯科の普及を企業社員とその家族、地域へと同心円的に広げて『健康社会』を築くことを目的として、富士通株式会社の支援の元に立ち上げ、各企業からも協賛を受けてクレセル株式会社が運営しています。