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小川真央さん:このは歯科医院

患者への「診療情報」の媒体や説明その患者理解

視覚的にお伝えすると理解を深めやすいことが多いため、紙媒体やパワーポイントを多く利用します。口腔内写真やレントゲン写真、歯周組織検査などのデータは、私たちが利用するだけでなく、患者さんに理解を深めていただくことが大切です。患者さんの理解度に合わせてご説明するようにしています。リスクレーダーチャートやカリオグラムなどを利用して、リスクを患者さんと共有することを心がけています。


患者さんとのコミュニケーションで心がけていること

患者さんとお話しするときは、よく聴くことを心がけています。自分が伝えたい情報も、患者さんご自身が意義を感じない限り伝わりにくいため、思いを汲み取り一方的な説明にならないように注意しています。

子どものころの歯科体験

幼稚園生の頃むし歯ができて歯科医院に初めて行きました。先生が使う器具を擬人化して優しく説明しながら治療してくださったのをよく覚えています。そのおかげで歯科医院に嫌なイメージはもちませんでした。

出身校での学び

4年制の大学であったこともあり、実習や研修時間・環境に恵まれていました。歯科衛生士は場所によって業務内容が大きく異なります。医科の病院や訪問診療などでの実習も経験し、歯科衛生士としての責任や役割を考える機会をもつことができました。また、海外研修では海外の学生と交流するなど貴重な経験をすることができました。

現在所属の医院を選んだ理由

歯科衛生士の仕事はどうしても一緒に働く歯科医師の先生に左右されます。院長のビジョンと、歯科医師の立場にとらわれずに社会をみる視野の広さに惹かれ、この先生と働きたいと強く思いました。

歯科衛生士として成長したと思う時

自分の成長を実感することは難しいですが、感じられるとしたら、患者さんが行動変容を起こした時かと思います。壁にぶつかった時や疑問をもった時に、調べたり考えたりして自分なりの答えを出す経験の積み重ねが、成長につながればと思います。

メインテナンスで心がけていること

当たり前のことですが、隅々までみて小さな変化を見逃さないようにすることを心がけています。また、リスク部位を患者さんと一緒に確認して、共通認識をもってケアできるようにしています。また、雰囲気や会話の中から生活背景の変化を感じて、情報提供や心遣いができるよう心がけています。

歯科衛生士の仕事をしていてよかったこと

自分の仕事に誇りをもって働くことができていることに幸せを感じます。患者さんの変化を直接みられるところがモチベーションになります。

歯科衛生士の魅力

病気や障害の有無に関わらず、患者さんの生涯に寄り添うことができることだと思います。検査データだけでなく、患者さんの人物像や生活背景もふまえて、その患者さんが心身ともに健やかに過ごすためにどうすれば良いか、徹底的に考えます。自分で裁量するところが多く責任が大きいところ、知識や技術だけでなく人間性も問われる難しさもやりがいになります。