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荒川敦子さん(2017年版):チョコレート歯科医院

子どもの頃の歯科体験

母親が歯で苦労していたようで、子どもたちには同じ経験をさせたくないとの想いから、幼い頃より良く歯医者に行っていました。乳歯の時はむし歯治療をした記憶がありますが、当時通っていた歯科医院さんに予防的な対応をしていただいたおかげか、幸い永久歯になってからは切削治療が必要なむし歯がありません。

現在所属の医院を選んだ理由

歯科医院といえば「削って、詰める場所」というイメージが私自身にもあったのですが、少し歯科衛生士の仕事をおやすみしていた時期に、子どもをたまたま現在の医院に通わせている中で、乳歯のむし治療に通ってた頃の私とは対照的に、口腔の健康を手に入れるため、楽しく、前向きに歯科医院に通う子どもたちの姿を見るにつけ、私自身もこういった医院で自分の歯科衛生士のライセンスを生かしたいと思ったことがきっかけです。

患者さんとのコミュニケーションで心がけていること

患者さんは十人十色ですし、歯科衛生士も十人十色ですので、型どおりの方法はないと思っています。そのような中、できるだけ多くのコミュニケーションの手段、手法を学び、いわば私自身の引き出しを増やし、その中から個々にあった方法で、患者さんを「健康」の方向へ動かせたらと思っています。

患者プレゼンテーションの実践方法とそのソフト

当院には幸い患者さんへ情報提供するためのいくつかのソフトやツールが備えられています。けれども、それを全て活用する患者さんもいれば、全く活用しない患者さんもいます。患者さんを「健康」の方向へ動かすことが私たちの目的ですから、当院では型どおりにツールやソフトを使うことに縛られないように皆で気をつけています。加えて、患者さんには一般論よりも、その患者さんに固有の情報をお伝えできるよう心がけています。

スキルアップのために心がけていること

初期治療の結果、患者さんのプロービーング値が減少しているか、出血部位が減少しているか、デンタルX線上に写っていた歯石が除去されているかなど、検証可能な項目の結果を、日々の施術にフィードバックするようにしています。

器具の手入れ方法

各種ハンドピース、3Wayシリンジの先端部まで含めて、クラスBの滅菌器で滅菌しています。また、整理、整頓がなければ、清掃、清潔、その先の滅菌は成り立たないという考えから、担当する診療室のテーブルの上などにはなるべく物を置かないように努めています。

歯科衛生士を生涯続けますか

体力と家庭の事情許す限り、一生自分の歯で食べたい!という意思のある一人でも多くの方のために、自分のライセンスを活用したいと思っています。実際に当院では、定年は75歳と言われていますし(笑)、また産休育休の制度が整っていることに加え、急な家族の事情でお休みをいただくことも許容されていますので、それにより職場にいるときは余計な不安はなく、集中して患者さんと向き合うことができています。

おすすめ歯ブラシ

現在主に小児の患者さんを担当しているので、成長に応じて変わってきますが、基本的にはオーラルケアさんのタフトシリーズをオススメしています。

職場選びのポイント

自分が想う真っ当な歯科医療のあり方と、勤務先のミッション(使命)が一致していることが、とても大切だと思います。例えば当院のミッションは「一生自分の歯で食べる喜びと安心を提供する。」ですが、これに私は完全に同意できます。例えばミッションが「より多くの方に、インプラントを埋入することにより咬合機能の回復を実現する。」とかだと、私の場合は、自分の歯科衛生士のライセンスを使う場所としては選ばないかもしれません(笑)。